川崎市でのマンション売却の相場について、地価や土地の特徴を含めてリサーチしていますのでご覧ください。
川崎市の主なエリアの公示地価を、国土交通省の土地総合情報システムの都道府県値調査から居住地データをチェックしてみました。※2021年4月時点の情報です。
※公示価格は、国土交通省「土地総合情報システム」の都道府県地価調査から居住地のデータを抽出
エリア | 公示地価 |
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中原区 | 588,588円/㎡ |
川崎区 | 580,850円/㎡ |
高津区 | 365,500円/㎡ |
幸区 | 356,636円/㎡ |
多摩区 | 314,166円/㎡ |
宮前区 | 301,625円/㎡ |
麻生区 | 247,625円/㎡ |
上記はあくまでも平均ですが、川崎市の平均地価は、神奈川県内において横浜に次ぐ2位の高水準となっています。かつて川崎といえば工業の町として発展していましたが、近年は各地で再開発が進められ、住みやすい町へと変貌しています。
また、エリアによっては特性を全面に出しているので、目的に対応しやすい町でもあります。例えば南武線沿線は、近年IT企業が進出しています。
このように、かつての工業地も近年は特性を生かした町作りを行い、新しい町としての発展を遂げています。
川崎市の2021年の平均地価は401,448円/㎡で、上昇傾向にあります(2021年4月時点)。
川崎市は7つの区で形成されていますが、麻生区以外はすべて上昇傾向にあります。麻生区は川崎市の中で最も西部に位置していることから、東部の再開発事業が著しいエリアと比較すると落ち着いたエリアであることから、地価が下落しているのですが、麻生区以外の6つの区は上昇傾向にあり、川崎区は1.46%、中原区は1.43%と高い上昇率となっています。
新型コロナウィルスの感染症拡大の影響により、多くの地域にて地価が下落しました。需要の低下もさることながら、経済活動の停滞も地価に影響を与えているのですが、川崎市では軒並み地価が上昇しています。
それだけ多くの人が川崎を「価値のある街」だと考えているのでしょう。
川崎市はかつて工業の町として発展しました。
横浜と東京という大都市に挟まれた川崎市は、商業的な発展よりも工業での発展が求められていたからこそで、高度経済成長期には川崎市には様々な工場が建設されました。 しかし工場需要が低下すると、川崎市は新しい成長・発展のフェーズに入りました。
なぜなら、工場跡地という大きな土地が大規模商業施設や大型マンションを生む土壌となったのです。川崎市は近年、大型商業施設・ショッピングモールや大型マンションの建設ラッシュですが、それらの中には、工場跡地だったケースが珍しくありません。
結果、町の雰囲気も変わりつつあります。工場は様々な人が立ち寄る場所ではありません。ましてや作業には危険を伴うものでした。しかし商業施設は多くの人が立ち寄る場所です。さらには立地です。冒頭でもお伝えしましたが、川崎は横浜と東京に挟まれていますので、横浜や東京に出やすく、かつ横浜市民や東京都民が足を運びやすい町です。
そのため、商業施設の需要も高く、街の発展を促進しています。しかし、川崎の発展はまだまだ留まるところを知りません。
再開発が予定されている地域も多々ありますので、今後、さらなる発展を遂げていくことでしょう。
川崎市の人口は、川崎市の公式ホームページによると、令和2年5月で1,539,284人でした。
この数字は、年々増加しています。 少子高齢化が加速し、人口減少に悩んでいる地域が珍しくない中で、川崎は人口が増加しています。
ちなみに令和元年10月は1,530,457人でしたので、半年足らずでおよそ9万人人口が増加していることになります。
これだけ人口が増加しているのは、川崎市に様々な魅力があるからこそです。横浜と東京に挟まれていることで、どちらのベッドタウンとしても機能する立地ですが、川崎市にも様々な商業施設もあります。雇用も多々ありますので、川崎市で働くことも可能です。
人口100万人を超える大都市です。交通インフラから商業設備まで、充実した環境が整えられていますので、人口が増加しているのもそのためです。
「都内や横浜は高いけど、川崎なら」という需要に応えるだけではなく、武蔵小杉等、新たに発展しているエリアもあります。もはやかつての「工業の町」というイメージを持っている人の方が少ないのではないでしょうか。
また、今後も更なる開発が進められますので、今後さらなる人口増加が予測されています。